ライブドア騒動と、オウム真理教事件が構造的に酷似している件について(http://kiri.jblog.org/)

隊長、滅茶苦茶トバしてるなあ。毎度毎度面白過ぎますよ。以前アップされたエントリーでは、かなりホリエモンに対して好意的に思えたのだけど、可愛さ余って憎さ百倍、って感じなのか?
確かに、ライブドアホリエモンの無軌道な攻撃性(というか親に反抗する思春期の不良少年的子供っぽさ?)がオウム的な他者感覚の無さから引き起こされているのだとすれば、それは由々しき問題だと思うけど・・・

 有能かどうかに関わらず不満な幹部が何らかの恐怖か制約によって引き留められたオウム真理教と、物理的な制裁が不可能なためにポンポン辞めていくライブドアでは現象面に違いが見られるが、メカニズムは同一である。大量に人を動員しようとし、大量に運用して失敗し、大量に辞めていくか不満を持つ。

この部分、隊長はあまり重きを置いていないように感じたのだけど、これこそがオウムとライブドアを隔てる決定的な相違じゃないかなあ。
オウムは徹底して内側に閉じた引きこもり体質の膠着した組織がまずあって、それが上手く行かない→それは「外側」の連中のせいだ→我々を理解しない「外側」の世界に制裁を!という、ヒッキー少年が突然ナイフ持って学校に突撃だ!的な非常に日本的な極端さがあったのだけれど、ライブドアは(ホリエモンが裏で何を考えているかわからない点を除けば)組織としてはかなりオープンに分かりやすい事をやっているように見えるんだけどな。マスコミに騙されてるかな?(笑)
そもそもこれだけ人材移動の激しい組織じゃ嫌でも組織自体が動的にならざるを得ないし、少数の信者によって閉鎖されていたオウムの上層部とはかなり状況が違うような気がするなあ。

つまり、人は目の前にあるものを事実かどうかではなく信じたいものであるかで判断するのである。

「と学会」の山本会長が同じような事を言ってたな。この状況もまさに「神は沈黙せず」か(笑)。
で、ライブドアが使いものにならんとすれば、やはりこの世紀末的な日本の社会状況を打破しえるのはこれしか無いんじゃないか!と更にトンデモな結論に・・・・。