週刊少年ジャンプ2005年度28号感想(ネタバレ注意!)

怪しいアメリコ人ガイ先生が出してくれたアイテム忍者専用トランシーバー!*1周波数174でクソの音までバッチリキャッチ!
リーが頭に装着してるのにネジとテンテンはに装着してるのは同人化を意識してのことでしょうか。監禁萌え!!

本当に最近面白いなあ。シリアスな場面はこれ以上ないくらいビシッと描写した上で、ギャグも入れつつ話は進めておまけにロビン様萌えまで成立させている!言うまでもなくオタク的には最後が一番重要なのだが今週の白眉にはあえてついに包丁を使ってしまったサンジを挙げたい。手を使ったらアイデンティティが消失しないのか!?彼にマトモな戦闘要員として生き残る道は!?ゾロがいる限りは無さそうだかっこ泣き

段々メロに悪役としての貫禄が出てきたので、無理して3つ巴の攻防にせずとも話は面白くなるかもしれない。


最近猿虎日記さんの「偽善者について」という記事を読んだのだけど、勿論こんなジャンプの感想なんかに上記記事に込められた思想哲学は全く関係がないのだが、漫画「DEATH NOTE」の非人間的殺人ゲームの枠を崩す事が出来るものがあるとしたらそれはゲームの外にあるものの他無いはずで、多分メロや夜神次長のこの漫画らしからぬ人間臭い苦悩はそのために描かれていると思うのだが、今んところそれすらも思考ゲームの枠組の中に組み込まれている感じがやはりするので、「DEATH NOTE」が本当にスゴい漫画になれるとしたら「人を愛するヒューマニズム」みたいな手垢のついた概念ではない論理第一主義の抜け道をなんとかして探し出したときなんじゃないかと漠然と感じている。「ジャンプ」の漫画がそこまでやってくれるとはあまり期待していないが!


というわけで、メロにはもっと頑張ってこの無限の推理ゲームの枠組をグチャグチャにしてもらいたい。頑張れメロ!女性人気は君の方が上みたいだぞ!!

こうすれば全部まるっと解決するはずなのでいいと思う!!

うわああああああ前回書いた事が完全に外れてしまったよ!なーにが「これ犯人リオでしょ?」だよ恥ずかしいなあ!先週辺り何の伏線もなく登場した少女A(17)とでも書いておけばドンぴしゃり大正解だったのに!つーかマジでここまで何も考えてない正解が来るとは思わなかった。いいのかこれで。

あれー随分下がってるなあと思ったら次回センターカラーか。人気が安定期に入ったってことなのかね。


まあまあ最初のお世辞にも上手とは言えなかった話運び&キャラ造形をよくぞここまでブラッシュアップしたものだと思う。基本的な画力は相変わらずだけど、案外成長スピードは早いタイプの人なのかも知れない>作者さん。以前使ったネタ(死体ネタとかグルメネタとか)を忘れずに再利用しているのも良いし、相変わらずの半ギャグホラー描写(ジャンプでも人は殺せる!)も良いし、大ネタを解決した後に小物っぽい仇役が即座に出現するというのも良い。なんか良い良い言ってるけど今週は本当に普通に面白かったのだ!別に皮肉で言っているわけではありませんああでも「神聖なジャーナリズム」ってのは藤代さんに聞かせたいセリフだと思った(これは皮肉です!)。

*1:忍者がいる世界でトランシーバー?