週刊少年ジャンプ2005年度29号感想(ネタバレ注意！)
他のことに時間を使っていたらすっかり遅くなってしまいました。すみません。
ボスクラスの実力の持ち主が×300体！圧倒的に不利に思えるチヨバアは突如500体に増殖！実は彼女もまたどっかの墓場から引っ張ってきた死体を改造した傀儡であった！「カラクリでわしに叶うと思うかマヌケェェェェ」ピンチになったサソリ軍団(残機225体)は一点に集まって合体キングサソリに大変身！分裂合体する一瞬の隙をついた勇者のバギクロスによって無残にも倒されるのであった(勿論チヨバアは見事に逆転負けして死亡)
ルフィとゾロの会話が親密度高すぎてまるで恋人同士のようです。「きれ、じゃま」「ああ」のヒトコトだけで同人誌もどきのアンソロジーが500冊は爆誕ですよ旦那。
ゾロとのカップリングで一番人気らしい人は一人遠く離れた地でラーメンマンと戦っていますが。
にしてもTボーンですら海賊船や海王類を真っ二つにすることができるとは、どんどんミホークのカリスマ性が失せて行くと同時に8巻の海上レストラン戦闘時のアレは悪魔の実の能力じゃなくて素でやっていたのだという事がほぼ確実になりました。「船をブッた切れる人間なんかこの世にいるかあ！悪魔の実の能力に決まってんだろうが！」というクリーク船長の力説が今は遠い昔のように思い出されます。
各地で賛否両論のムサシ復帰話ですが、僕はどちらかというと否定派かなあ。多分はてなで最もアイシールド21に詳しい13人の戦士の一人である(推定)tragedyさんはこれは当初設定されたハードルを飛び越えたわけではなくて、ハードルの高さを下げまくっただけである
と語られているけど、そもそもそのハードルを用意する過程と下げまくる過程がともに杜撰だったためにハードル越えの競技＝ストーリープロットそのものが面白く見えなくなってしまったってのが真相じゃないだろうか。
なんというか、詳述は避けるけれども、ストーリー作りを建築に喩えるなら、まず家を作る為の土台の設定をしっかり固める基礎工事が先にあって、その後でストーリーの本体である家屋部分を作っていくのが常道じゃないかと思うのだけれども、こと今までのムサシ絡みのエピソードに限定すると、基礎工事となるべき部分に「元優秀なアメフト選手だったにもかかわらず高校に入って突然部を辞めてしまった」という「謎」を持って来てしまったために、それを種明かしして本格工事を始める段階に至るのに時間がかかりすぎて、その後の家屋建築＝メインストーリーの部分を突貫工事にせざるを得なくなってしまったんではないかと。特にムサシの親父さん関連のエピソードは、どう考えてももっともっと時間をかけて掘り下げて描いて行くべき部分だろうし。
別に皮肉のつもりで建築の喩えを出したのではないけど(皮肉っぽく聞こえることに今気付いた)、折角実力派の原作者&作画家のコンビなのだから、もう少ししっかりと迅速な施行を行って欲しかった。
あーあとジャンプとは何の関係も無いけれどtragedyさんのオーケストラが7月3日に演奏会をやるそうなので所沢近郊の人は老若男女問わず行くのがいいと思う！
追記：citron01さんのレビューが非常に分かりやすくて面白かった。流石はてなで最もアイシールド21に詳しい17人の騎士の一人！(あれ？)
調子に乗っているというか勢いづいているというか、ギャグスレスレの過剰演出とトンデモ設定が相俟って今週も絶好調。良くも悪くも派手なハッタリに過ぎなかった初期設定を、地味なキャラクター描写から掘り下げて魅力的な世界観の醸成に繋げたのは新人としては大したものだと言ってしまっていいかもしれない。
で今週ついにライバルキャラみたいなのが出てきちゃってこのまま魔界一武闘会編とか暗黒武闘会編とか魔界統一トーナメント編とかが始まるのかと嫌な汗が出て来てしまうのだがこの作者に関してはその辺の心配はしなくていいかも知れないなあと最後の惨殺描写を見て少し思った。
にしても吾代君、アヤのファンだったってことは君も所謂セカイ系人間だったの？セカイでボクはこの世にただ一人！みんな繋がっちゃえばいいんだ！(それはブロガー)
今回の新連載の連載開始条件・センターカラーで必ず幼女を登場させる
タカヤ？アレはいいんです最初から特別枠(エロ)ですから！シリアス枠はつらいよ！
発動最大限ンンンンンンンンンンンンンンゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ光れ俺の鬼の手！！俺の生徒もとい村人に手を出すな！！最初から手出てないけどねスーマンはなんちゃって！つまんないね！(二重の意味で)
そういえば岡野剛先生がジャンプヒーローズって雑誌でサモンナイトってゲームの漫画を描くんだそうですよ。
ここまで露悪的だとこれはこれで男のファンタジーだなあという気もする。ただしマゾ専門の。
女性が描く漫画だったらこの題材をリアル系ギャグとして纏めるのは不可能でしょ。もっとドロドロした恐い話になってるか、軽くてポップな話になっているはず。
渋谷差別だ！こんなところにもオタクとサブカルの対立が！！
