「ずっと前」

窓から夜のすきまを 見つめる あの娘はさぁ
とってもとっても 静かな部屋に 今ではひとりで住んでます


冷たい夜はさぁ 目の前かけぬけて 彼女の孤独を
そっとノックするんだ トトン トトン トトン
あー元気ですか


いくつもの季節がすぎさって年をとっていく
きのうのことさえも ずっと昔みたいに


あの娘が笑ってるよ あざけ笑うようにねぇ
何でもよく覚えてる あの娘が笑ってるよ
とってもとっても さみしそうに笑ってるよ
捨て犬みたいにさみしい目をしてる