今日のFlash(「前略・横光先生 〜42巻〜」)

センチメンタルなピアノの旋律、モノローグ形式の文体、ホワイトにフェードアウトしていく画面・・・・途方も無いベタベタぶり、いや、ベタだからこそ作者氏の誠意が伝わる作品と感じました。
葬式の場でお経の代わりにポップを歌うバカがいないように、個人を偲ぶための作品に奇を衒う必要はどこにも無いと考えたのでしょう。「コード877 オペレーションB」では突き抜けたB級ぶりと奇想で唸らせてくれた作者氏ですが、以前の作品から180度背を向けたような代物を飄々と作ってしまえる、芸の幅の広さと懐の広さに感服しました。


僕も僭越ながら、横山光輝先生のご冥福をお祈りさせて頂きます。ジャーン ジャーン ジャーン…