週間少年ジャンプ42号感想(ネタバレ注意!)

更新が滞り気味でごめんなさい。最近発表されたFlash作品をあまり見れていないのでFlash感想が書けない………flash★bombの開催は明日に迫っているというのになあ。


とりあえずジャンプの感想だけでも書くことにします。土曜発売だとすっかり忘れてたし……。

BLEACH

久保先生が参考にしたと思われる文献ここの「LUCKY 78」も参照。


既存のジャンプ漫画からのあからさまなパクリ展開は、「絶対のオリジナリティ」というものがどこかに存在していると信じるロマン主義者の皆様にとっては全力を挙げて糾弾すべきそれではないでしょうか。来週は絶対「ハローこんにちは生月天才朽木白哉です」「キャァァァ出たわ白哉様よー!!(女性ファンの心の声)」てな感じに白哉が一護のクラスメートになるという超展開が発生し過去に色々あった恋次とクラスで最もモテる男の地位を賭けて激闘を繰り広げることになります。両者の戦いに乱入して3秒で敗北するのは当然スーパースターマン弓親の役回りであり、ヒロインの織姫とルキアの支持を得て結局いちばんおいしいところを持っていくのはもちろん主人公の一護です。最近の彼の死神時におけるとってもラッキーマンぶりを鑑みるに、私生活において「宇宙で一番ついてない男」の称号を冠するには相応しい人物と言えるかも知れません。あれ?


アニメの公式サイト(まだ生きてる!)を見て気付いたのだがアニメ版の製作会社が同じぴえろなのな。ますますパクリの疑いが濃厚に!!!1

アイシールド21

敵方の情報収拾の場所として温泉を選ぶ事で随所にギャグと読者サービスを絡めつつ本筋のストーリーを進めるという、ある意味非常に贅沢な回。男の裸は堂々と描くくせに女子は隠しすぎなくらい隠してるのがこの漫画らしい。にしてもメインヒロインの交替及び本物アイシールドの追求劇をこんなに地味に進めてて良いのかという気はするけど。どちらも最低限読者が忘れない程度の触れかただもんなあ。

ムヒョとロージーの魔法律相談事務所

善意のボランティアだと思っていた霊媒師が契約書も無しに法外な料金の請求を!弁護士先生お願いします!契約してから8日以内ならきっとクーリングオフが!
そんな目立つ事してたら「夜に紛れて悪霊退治に勤しむ秘密の魔法結社」という根幹の設定の説得力が限り無くゼロに近づくだろてなツッコミはさておき、ライバル役のエンチューが徐々に完全な敵方になっていくにつれ純粋な同業者としてのライバルキャラが必要と考えた上での新キャラ投入なのだろうと思っていたのだがこれじゃあどう見てもただの悪党じゃん。ライバル役なら志は同じだが手法レベルでの意見の相違があるっていうキャラにしなきゃ駄目だと思うんだが、ブラックジャック的な義賊の臭いすらしない極悪ぶりだしなあ。

DEATH NOTE

デスノートの馬鹿過ぎる民衆の描写と言うのはこんな漫画が少年ジャンプの顔として売れまくっている世間の風潮へのアイロニー及び作中テーマの補強として機能しているものだと思っていたのだが最近ではご都合主義的展開に利用されるばかりでしかもそのお陰で作品人気自体も低下気味というのが事態として何とも皮肉っぽくて個人的には面白い感じなのだが本作をマジメに読みたいファンの方及び作者さん側は気が気ではないのだろうなあと思う。いっそ作品自体をアイロニーということにして他のジャンプ漫画へのあてつけとかをふんだんに盛り込んでいくのはいかがでしょうか冨樫先生のように

魔人探偵脳噛ネウロ

新人離れしたコマ割の上手さに磨きがかかっていると思う。見開きのシーンでは大胆に斜めに切ったコマのインパクトだけが注視されがちだが、右側の笹塚がピストルを撃っている絵が読者の目に入ってから「ドン」というオノマトペが認識される演出も芸が細かい。
で笹塚の過去にやはりサイが絡んでいることが明らかになったのだが、再来週辺り下位作品の打ち切りと新作編入が行われるとなるとアンケート的な地位がやや心配だ。サイとの因縁が完結するまでは最低限続いてほしいのだがなあ。何故僕が好きになる漫画はことごとく中途半端な人気に留まるのかホントに謎だよ僕根っからの商業主義者なのに!この路線でアンケートが低迷するようなら新趣向としてウザい少年探偵団とかを結成して魔人の力でミニ化したネウロがダミ声で真実はいつも一つとか言いつつ犯人共を皆殺しにするというソリューションで人気回復を計るべきだと思う。