今日のFlash(「D pm」)

昨日も似たような事を書いたような気がしますが、普通こうしたPVものでは動的な画面を用いて受け手の思考を撹乱し、いつのまにか内容を了承させてしまう手法が一般的だと思うのですが、この作品ではさながら劇場用映画のCMのような「素材(一枚画)そのものの美しさ」を生かした静的な画面作りが為されており、受け手があれこれと解釈する余地を多分に残すことで興味を引く、いい意味で紙芝居的な手法がとられています。5月に公開予定だと言う本編作品はアニメーション風の作品らしく思えるので、本編との整合性を考えればこの手法が最も妥当であるような気がします。


ただ、単なる明朝体のテキストによる字幕は、本編でもそのまま使用することを前提に使っているのならば、少々改善の余地があるのではないかと思いました。通常の映画ではモノローグ形式の独白は嫌われる傾向が強いのですが・・・・。